危険運転致死傷罪

猫12
結論から言うと危険運転致死傷罪とは、より悪質な違反行為があった

交通事故にのみ適用されるものです。それゆえ、通常の交通事故でこれが

適用されることはまず考えられません。つまり、この罪状が適用される

交通事故というのは、常識では考えられないような、よほど目にあまる

重大な過失があったということを意味しているのです。

幾つかその具体例を挙げるなら、たとえばドライバーがアルコールや

薬物を飲んでいたり、赤信号を故意に無視したり、公道でカーレース

まがいの極めて危険な運転をしたような場合です。また、単なる

スピード違反の範疇では収まり切れないような超高速度で事故を起こした

ような場合でも、この罪状が適用されることもあります。

この罪状が制定された背景には、悪質な酒飲み運転による交通事故の幾

つもの痛ましい事例があります。そのような悪質な運転手は、通常の

過失致死程度では裁けないということです。ですから、大きな過失責任

にはそれに相応しい大きな罰則が必要であるという観点から、この罪状

が生まれたのです。

これは、被害者や遺族の感情にも配慮した罰則になっています。これに

よって、人を怪我させた場合は加害者は懲役15年以下、死亡させた場合

は1年から20年以下の懲役となったのです。

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